保証業務を第二の本業に育てるアコム

アコムは金融機関の個人ローン信用保証に注力しています

テレビCMなどで馴染みがある大手消費者金融のアコムですが、アコムはSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)と共に「消費者金融を始めて利用する確立が高い会社」となっています。

 

大々的に広告を出したり、有名タレントなどを積極的に広告塔にしている事から高感度はかなり高いので、貸金業法施行後に過払い金請求がピークアウトした後は以前のように収益力は右肩上がりに回復してきました!

 

しかし、現在最大20%という利息制限法内で貸付を行う事が義務付けられているので、長年の豊富なノウハウがあると言っても、無担保ローンだけでは収益増に繋がらなくなってしまいました。

 

そこで保証業務に力を入れる事にしたんです。

 

三菱UFJフィナンシャルグループにおける融資の信用保証をアコムが一手に引き受ける事でグループ内の業務効率を上げる効果もあります。

 

2009年に三菱UFJ住宅ローン保証の無担保カードローンの信用保証に関する事業を承継したのを皮切りに2010年10月には、三菱UFJニコスの信用保証事業を引き継ぎ、無担保カードローン保証残高の約200億円が加わりました!

 

2010年度にはニコスぶんを入れて保証残高は約4600億円になりました。

 

良質債権っていうのは利ざやが薄い?

 

現在、三菱UFJ銀行と友好関係にある地方銀行を中心に四四行と個人ローンの保証提携を締結しています。

 

アコムは2013年度から中期経営計画を進めていて、中計初年度の実績はローン残高と信用保証残高でそれぞれ8000億円、連結営業収益2100億円以上を目指しましたが、残高・収益共におおむね計画を達成しました。

 

信用保証業務は、銀行の消費者ローンを、審査から万が一の延滞・焦げ付きまで一切のリスクを背負うものです。

 

信用の補完をするだけでは、応分の手数料はもらえません。

 

リスクの高い貸出債権は保証料が高く、ローリスクでは低く設定します。

 

アコムは三菱UFJ銀行と友好関係にある地方銀行との提携が多いので顧客の信用度が高い為、債権はリスクが低いと考えられます。

 

なので、保証残高は増加するものの、得られる利ざやしは必ずしも高くなりません。

 

アコムにとっては、そこが痛し痒し。

 

保証業務の提携銀行の数をひたすら増やすしかないのです。

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